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斎藤 伸三
石油学会誌, 34(6), p.486 - 499, 1991/00
原子力を発電のみならず、非発電分野にも用いることが出来れば、エネルギー供給の面だけでなく地球環境保護の面においてもその寄与は大きい。高温ガス炉は、1000C近い熱を供給出来るとともに、固有の安全性が極めて高いことで注目されている。この熱をプロセス熱として利用することが考えられる分野としては、重質油の回収、石油精製、石油化学、石炭化学、製鉄、熱化学法等による水素製造、酸化アルミニウム製造等極めて多岐にわたる。また、高温の熱が得られるので熱電供給や高温から低温までの熱のカスケード利用も可能であり、総合的な熱利用率として80%を達成することも可能である。経済性については、現段階でも重質油の回収、石油の精製等はその成立性が見通せ、2020年前後には広い分野にわたって経済性が成立するようになろう。
池添 康正; 佐藤 章一
石油学会誌, 17(8), p.635 - 639, 1974/08
炭化水素を用いた放射線合成は多数の系で研究され、二,三の系については工業化されている例もある。光,熱,触媒などによる反応に比較して、反応に関与する活性種がラジカル,イオン,電子,励起分子と多く、反応のメカニズムとしても興味がある。放射線合成に用いられる放射線源について簡単に記した後、放射線による合成反応を、1)ラジカル連鎖反応,2)イオン連鎖反応,3)その他の非連鎖反応の三つに分類して、例を挙げて述べる。